バッテリー
独立系の太陽光発電の基本的なシステムは、太陽電池、そして充電(放電)を制御する充電コントローラーとバッテリーの三点で構成することができます。

バッテリーの役割は、太陽光発電や風力発電など自然条件に合わせて刻々と変化する発電電力を一旦蓄え、太陽光発電なら曇りや荒天時、そして夜間に、風力発電ならば、風のない日に安定して電力を利用することができるようにすることです。
また、バッテリーは大きな電流を取り出すことができますので、大きな消費電力の負荷を利用することも可能にしてくれます。
さらに、水力発電などの高い電圧を発生する潜在力がある発電機の電圧をバッテリーのシステム電圧にきっちりと収める重要な働きを担うことができます。
このように、独立系の自然エネルギーの利用においては、バッテリーの働きとそれを使いこなすことは大きなポイントとなります。
適切なバッテリーの選択
バッテリーには用途によって、自動車の車載用のバッテリーのように、基本的に常時充電され満充電により近い状態で利用されるバッテリーと、充電と放電を大きく繰り返すように利用されるバッテリーがあります。全車を、フロート充電用、後者をサイクルサービス用といいます。フロート充電用のバッテリーは、市場に、例えば車用品店などで非常に安価に利用することができます。太陽電池や風車が小さなものであれば、こうした車載用のバッテリーでも十分に使うことができます。寿命的には、サイクルサービス用の高性能なものに比べて三分の一程度のサイクル寿命がなくても、価格も三分の一以下ということが多いのです。小規模なシステムや入門用には、重い商品ですし、寿命がありますので、交換時のリサイクルということも考えて、地元の量販店などでのご購入もお勧めです。
バッテリーの容量の目安は、充電電流値の10倍から20倍の範囲です。また、バッテリーの容量からみた場合の、最大充電電流値の目安は30%です。
例) 12Vのシステムで 充電電流が 5Aの場合、50から100AHが推奨値
かりに100AHのバッテリーならば、最大の充電電流は、30A
注意:バッテリーの種類によって、適切な充電電流の範囲と最大の充電電流値がことなります。ご利用前に必ず、メーカーや販売店にご確認ください。
バッテリーの種類としては、内部に溶液をもたないゲルセルタイプなどの密閉式や「Flood/溶液あり」タイプ。さらには、電極の種類によってたくさんの種類のものがあります。それぞれ使い方、電圧特性、電流特性、温度環境への必要な配慮などがことなります。ていねいにバッテリーと付き合うことができれば、システムの寿命を、ひいてはコストを下げることになります。
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Tips-----太陽電池と太陽電池の最大出力動作電流値の100倍以上のバッテリーを組み合わせる場合には、逆流防止ダイオードだけで過充電にはなりません。また、コントローラーを利用している人でも保有バッテリーの容量の100分の1以下の最大動作電流の太陽電池なら直付けすることができます。そして、このことによりバッテリーを定期的に均等充電するのと似たメンテナンス性能を期待することができます。微弱電流によるトリクル充電という充電方法です。なかなかすぐれた使用方法です。

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